2016年8月23日火曜日

ペットボトルロケットを小学校低学年の子どもたちと飛ばそう(第4回投稿)


   小学校低学年の子どもたちでも、大人の協力があれば簡単に作れる
   ペットボトルロケットをつくり、楽しく飛ばせることを考えました。
   (作成1時間、飛ばすのに1時間が目安です。)

   今回は安全面などを考えて、市販の発射台を使いました。また噴射口キャップ
   も市販のものを使います。

   (発射台と噴射口キャップなどセットになった「ペットボトルロケット制作キット」
    が「日本ペットボトルクラフト協会」より販売されています。4000円ほど。)

   (ペットボトルをPB、ペットボトルロケットをPBRで示します。)

事前の準備物

 ①500ml炭酸飲料用ペットボトル(一人2本)
    1本は円筒形のものを,もう1本はコーラなどでもOK。
   ②牛乳パックなどの側面(一人1本分の4枚)
  あらかじめ乾燥させて4枚にきっておく(スカートにつける羽根)
 ③羽根の型紙(一人1枚)
  これを絵取ってハサミで切り取り羽根を4枚つくります。
 ④ハサミ(できれば人数分)
  PBを切るにはキッチンバサミが使いやすい
 ⑤ビニールテープ(1人250cmほど使います)
  ビニールテープ1本は10mなので4人分です。いろんな色を。
 ⑥強力両面テープ(幅20mm、強力タイプ、1人60cmほど使います)
  両面テープ1本は10mなので15人分です。
 ⑦カッターナイフ(PBを切るときに最初の切り込みに使います)
  これはスタッフがしてください。事前にしておくとよい。
 ⑧名前ペン(一人1本)
  型紙を絵取るときに使います。
 ⑨新聞紙(1面の4分の1ほど、先端のヘッドキャップの中に入れます)
  クッションとバランスの重りになります(入れないほうが飛ばない)

全体で準備する物

   ①発射台(購入するか、貸し出しをしているのを探そう)
   ②噴射口キャップ(順番に飛ばすには3個ほどあれば 1個400円です)
   ③ヘッドキャップ(ロケットの先端につけます。)
    100均にあるポリスチレン製のコップ(イタリア製)を使います。
 ④水を入れるバケツとカップとじょうろ(PBRに入れる水の量は200ml)
 ⑤できれば発射台に敷くマット(ロケットの水で泥んこにならんように)





← 発射台



 噴射口キャップ →   

      




PBRの作り方
   

  右の写真は、子どもたちへの説明用です。
  
  ①型紙を元に羽根を4枚つくる
  ②4枚の羽根をつける
  ③全てをテープでとめてPBRを完成
 
  ①②③を説明します
 
型紙を元に羽
 根を4枚つくる
 ・一人に牛乳
 パックの側面
 を4枚
 ・名前ペン
  (油性)
 ・羽根の型紙一人1枚
 ・ハサミ
牛乳パックの上に型紙をおいて絵取り、切り取る
半分に折って両面テープでとめる
②4枚の羽根をつける
 
 右の写真の左上のPBを
 赤い線で切り取ったもの(長さ8cm)に両面テープで4枚取り付けます

*下の赤い線はPBの少し膨らんでいるところから切り取ります
(スタッフがカッターで切り込みを2ヶ所いれます)
(この膨らんでいるところを上にして下に羽根をつけます
 そうすると本体のPBとうまくはまります)
*右のPBRの羽根のように縦にテープで止めてください
 羽根が外れにくくバランスもよくなります


全てをテープでとめてPBRを完成

 一番上のヘッドトップ(100均のポリスチレン製コップ)
 の中に新聞紙(1面の4分の1ほど)を丸めて入れます

 その次は羽根用に切り取ったPBの上の部分です

 そして本体のPBです(コーラでもOKです)

 最後は羽根の部分です

 完成したら名前を書いて色を塗ったり自分らしさを・・・

PBRの飛ばし方

   必ずスタッフが付いて安全を確認しながら飛ばしてください

 

①安全確認

 広さの確保(40m×100m)
 *20mほど飛ばすのだったら
  空気入れのポンピングを3回に
 風があれば思わぬ方向に飛ぶので中止を
 飛ばす方向に人がいないことを確認
 発射台にブロックなどの重しをする

②水を入れる

 バケツに水を入れて持っていき
 カップで200mlはかりとり
 じょうろでPBRに入れます

③噴射口キャップを取り付ける

 全員分はないので順番に
 オーリングが外れてないか確認を

  ④PBRをスタッフに渡す(発射のための準備は全てスタッフがしてください)

   水がまけないように発射台を傾けて取り付ける
   カチッと音がするまで差し込む
   安定させるためのブロック、発射台の方向、前方に人がいないか確認
 
  ⑤空気入れで空気を入れる

   飛び具合を見るためにポンピングは最初は8回で、多くて10回までにしましょう
  (500mlのPBでもうまく作れば100mは軽く飛んでしまいますので)
   保育園など狭い場所なら水を入れずに空気のみでポンピング5回で5mでしょうか
   小さい子どもはスタッフに手伝ってもらいます
   水がもれていたらやりなおします

  ⑥発射

   発射台の横に立ちます(後ろにいると水浸しです)
   再度、前に人がいないか確認します
   子どもに発射レバーを持たします(安全装置をはずします)
   「3 2 1 発射!」と声をかけてレバーを引きます

  ⑦回収、点検、修理
 
   自分のPBRを回収したら、噴射口キャップを取り外して次の人に渡します
   羽根やテープが外れていないか点検をして修理をします

考えたこと

  ①発射台を作ったり、空気入れの代わりに「バブ」や「重クエ」を使ったりしましたが
   本来は子どもたちと手軽に作れて楽しめるもの でした
   それを考えると、市販の発射台と噴射口キャップを使って、この方法でPBRを作れば
   2時間で作って楽しめます
   次は「パラシュート」かな?

  ②1500mlのPBRは大変でした
   1回飛ばしたらそれで終了です(山の中に探しにいきました)
   500mlにしたのですがこれも飛びます
   うまく作れば100m以上飛ぶので、ポンピングの回数や角度を考えてください
   (角度50度ぐらいだと距離はでます 飛びすぎればポンピング回数を減らすか
    角度を70度ほどにあげます 風には要注意です 中止の判断を)

  ③小さい子どもは5mぐらい飛んでも喜びます
   水を入れずに空気のみでもOKなので試してください
   雨のため外で飛ばせないときには体育館で5m飛ばしましょう

独り言

  ペットボトルロケット 子どもたち楽しめるので 
  公的な機関で発射台など
貸し出しがあればいいのに
  
  今は 10連発輪ゴム鉄砲 を作って子どもたちと遊んでいます
  このブログで 次に 報告できるかも (PBR から 10RWT に)